保健師 eye’s 2020年10月
季節性インフルエンザの
流行に備えて
インフルエンザの予防接種を受けましょう
例年12~3月頃にかけて、季節性インフルエンザが流行します。
インフルエンザの予防接種は感染を完全に予防するものではありませんが、感染した場合に重症化を防ぐ大きな効果があります。流行に備えて予防接種を受けましょう。
インフルエンザの予防接種について
▶ 接種の時期
予防接種(ワクチン)の効果は、接種から2週間で現れ、4~5ヵ月持続するとされています。
季節性インフルエンザの流行期に入る前(12月中旬頃まで)に済ませておくのが理想的です。
▶ 特に予防接種が望まれる方
重症化しやすい方、発症のリスクを下げたい方は、特に予防接種を受けておくことをお勧めします。
・重症化しやすい方
高齢の方、呼吸器疾患や心臓疾患、糖尿病、腎臓病などの基礎疾患がある方(かかりつけ医にご相談のうえ、受けてください)、小児
・発症のリスクを下げたい方
受験、妊娠・出産など、重要なライフイベントを控えている方や、その家族
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日常生活における予防対策
日頃から、次の点に気を付けて、感染予防を心がけましょう。
・手洗い、うがいの習慣と、人の集まる場所ではマスクの着用が大切です。
・休養と栄養バランスのとれた食事により、体力や抵抗力を高めておきましょう。
・乾燥した環境ではウイルスが増殖しやすいといわれています。部屋の湿度を50~60%に保つよう心がけましょう。